さーなーだッ!!!! さーなーだッ!!!! さーなーだッ!!!!
さーなーだッ!!!! さーなーだッ!!!! さーなーだッ!!!!!!!
鳴りやまない真田コールが、心の中で響き渡る映画「モータルコンバット」!
今回の「ひねくれ映画評」は真田広之がカッコよく暴れそうな予告を見て、気になっていた作品『モータルコンバット』を鑑賞&レビュー!
『モータルコンバット』は、アメリカの”モータル”なゲームが元ネタになっている格闘アクション映画。
……ですが、ゲームを知らない人間が見ても燃える! 良い意味での「アクションバカ映画」になってましたよ!
さあ! あなたも今すぐ観に行って、心の真田コールをあげてクダサイ!
さーなーだッ!!!! さーなーだッ!!!! (うるさい)
『モータルコンバット』 <おすすめ度> 真田広之度★★★★★ 血しぶき度★★★★★
モータルコンバット予告はこちらです。
※ちなみに、このレビューは大きな結末までは言いませんが、大きく内容に踏み込みます。「何も知らずに見たい!」という人は映画館なりなんなりですぐに見よう!
開始3分で襲われる忍の里
真田広之とその息子(というにはえらい小さい男子)が、井戸で水汲みをしている。
家からは赤子の鳴き声が響き、妻が庭仕事をする。平和……な村だ。(というか森だ)。ここは真田が当主を務める忍びの村。
真田は妻をハグし、「俺は幸せ者だ」と日本人らしくない台詞を妻に伝え、再び水を汲みにいく。
だが、その真田広之の姿は侍の正装プラス帯刀!
それでは水も汲みにくかろう、とか、なぜ帯刀してるのか?、とか、忍んでないのでは? とか、気になるが、それは後の話のため。
一方、妻は畑仕事をしているのだが、よく見ると土を掘っているのがシャベル……ではなくクナイ…! これは何かあるぜ…GO・KU・RI!( ゚ε゚;)
そんな予想を反映するかのように、妻が赤子の様子を見に戻ったとたん、辺りが急に冷え込んでくる。
すわ何事か!と思っていると、外からは「ギャー」と、悲鳴が! 敵襲!敵襲だ!
開始からここまで約三分! キャラの設定を伝えたらさっさとアクションへとなだれ込むこのスタイル、嫌いじゃないぜ!
悪の忍者サブゼロ! 仮面被らない方がかっこいいぜ!
襲ってきたのは中国の忍者 サブゼロの軍団。
彼は氷を操るニンジャーで、あっという間に妻にも子にも手をかける!
妻の悲鳴を聞き、水汲みをやめて真田広之が戻ったときには既に村は壊滅し、妻と息子は氷漬けに!
真田は妻が土を掘っていたクナイにロープを巻き付け、ロープ術で一味を撃退!
体感的には、妻の悲鳴を聞いてからこの家まで、ものの数十秒で来れた感じなのだが、どれだけ呆けていたのか真田。最初の敵襲の声で気づかなかったのだろうか?
…という野暮なツッコミを、思うや否や、チャイナニンジャと、ジャパンニンジャの対決が勃発!
彼の正体は、氷を操る忍者「サブ・ゼロ」だ! この段階では、彼はサブゼロのフードは被っておらず顔出しで戦うんだけど、かなり凛々しい。
アジア系のジョー・タスリムさんVS我らの真田の殺陣は、 息をのむ 迫力! かなりカッコいいです!!!
時おり現れる、傘被った浅野忠信にしびれろ!
実は、このニンジャ対戦は忍者同士の縄張り争いとかではなくて、人間界と魔界の格闘技大会(負けた方が配下となる)の、実力者を暗殺する目的で行われていたのだ!
そして、その人間界の代表が、目の光る浅野忠信である。
…彼の被ってる笠は……笠だけは、なにも言わず見逃してほしい。
これはゲームキャラもつけている大事な笠なのだ。
浅野曰く「ファンの大事にしているものだから、笠をはずすシーンは入れるべきではない」との意を監督直々に伝えたそうだ。
だから、笠は見逃してほしい!
……えーと、というわけで、彼は人間界代表の神様・ライデン。
目が光り、稲妻を飛ばします。
格闘技大会は「神様が直接手を下してはならない」という掟があるので、先ほどの真田広之の件では、すべてが手遅れになってから、彼の赤子を保護するというルール至上主義者。
「はよ助けんかい!」と、言う向きもありましょうが、彼が代表する人間界は、魔界との大会で過去9度も連続で敗れ、次に負けたら本当に支配されてしまうという状況なんです。
ここからもライデンさんの「できないっぷり」がよくわかるというもの。彼も頑張っているので、責めないでほしいところです!
内村光良風の魔界の王が、格闘家狩りを開始!
そんなわけで、格闘大会「モータルコンバット」が迫り、世界の運命がいよいよ決まるのです…!
が、そんな大会で決めるのも面倒臭い魔界側の代表シャン・ツン( 内村光良風)が「大会の前に選手を消してしまえば勝ちは確実」という身も蓋もない作戦に出ます。
もはや思考回路がピッコロ大魔王と同じです。
ただ、内村光良は神様ではないから手を下すのもオーケーなのと、大会前に殺してはいけないというルールもないのでルール違反ではないという言い訳があるとのこと。
この完璧な理論武装に、浅野忠信はぐうの音も出ず口を塞ぐしかない。
…って、そこは何か言えよ!
つーか、こんなこと神様は許すんかい!
そして時は現代…龍の印のメンバー探しが始まる
時は飛んで現代。(真田の場面から400年ほど飛びます)
大会の期日が迫り、勝利を確実なものにしたい魔界側…ですが、人間界の代表者…「龍の印のある人間」が増えているではありませんか。
サブゼロは「数世紀前に全滅させていた」と思っていたが、その間に子孫が増えていたんでしょう。
というか、直前になって慌てるとか、小学生の夏休みみたいだな。かわいいぞ。
そんなわけで、大会直前になって何が何でも人間界のメンバーを倒そうとする魔界側と、メンバーを探して大会までに修行をつけたい人間界の、場外乱闘へとなだれ込みます。
場外乱闘出場者は以下!
コール・ヤング:この映画の主人公だが、影が薄い…!
ソニア・ブレード:元特殊部隊出身の紅一点。この映画、彼女くらいしかお話を進める要員がいない。
カノウ:おしゃべりで嘘つきで目からビームを出す悪人。ナイスガイ。
ジャックス:ブレードの先輩。頼りになりそうだけどあんまり頼りにならない。
リュウ・カン(左)&クン・ラオ(右)
:リュウカンは炎を使うブルースリーっぽいやつ! クン・ラオは鉄の帽子を超回転させて敵を切り刻むという超技を持つ凄いヤツ!
こいつらが出てきたあたりで「モーコン」感がマシマシになってきます。注目!
ゴロー:でかくて腕4本の魔界の暴れん坊! 今回は人間界に転送されて主人公をぼこぼこにするよ!
…と、いろんなキャラが矢継ぎ早に出てくる『モーコン』ですが、リュウの役者さんが体の出来も、カッコよさもダントツ! 他の映画にも出てくれないかなあ。
そして迎える最終決戦!
さーなーだッ!!!! さーなーだッ!!!! さーなーだッ!!!!
さーなーだッ!!!! さーなーだッ!!!! さーなーだッ!!!!!!!
鳴りやまぬ真田コールが心の中で響き渡る!
最終決戦の詳細まではお伝え出来ませんが、上記コールが鳴りやまない状況となりまして、正直、お話とか主人公の状況とか知ったこっちゃないのですが…
とにかく上記のようなコールが起こることは間違いありません(2回言う)
この作品、主要なゲームキャラがまだ出ていないので、続きがあるのかよくわかりませんが、真田さんの続投があるのでああれば、ぜひ参加していただきたい所存でございます!
『モータルコンバット』公式サイト 2021年製作/110分/R15+/アメリカ 原題:Mortal Kombat 監督:サイモン・マッコイド CAST:コール・ヤング役 ルイス・タン、ライデン役 浅野忠信、 サブ・ゼロ役 ジョー・タスリム、スコーピオン役 真田広之 ほか
最新記事 by レプラコーンズ waka (全て見る)
- 【超!映画反省会】『犬王』は「異形のままでいいんだよ」!!! - 2022-06-26
- 【超!映画反省会】『ゴーストバスターズ アフターライフ』はひたすら楽しく[ミニマムなシアワセ]が詰まった良作だ! - 2022-02-07
- 【ひねくれ映画評】ザ・スーサイドスクワッド 極悪党集結/キュートで残酷、哀しくパワフル!今人類に見てほしい映画です - 2021-09-06